お役立ち

【お役立ち】オウンドメディア(自社メディア)の記事執筆手順[BtoB企業担当者向け]

どうも、プラ子です。本業は、Web系企業で、オウンドメディア(自社メディア)の運用を行なっています。かんたんにいえば、集客〜自社サービスの利用促進を目的とした、新規記事の追加や過去記事の修正を行なっています。

4年ほど運用を担当していると、社内の人に記事執筆について伝えることも増えてきました。ここでは、BtoB企業担当者に向けて、オウンドメディア(自社メディア)の記事執筆手順をお伝えします。

執筆者:プラ子。1992年生まれ。サラリーマンをしながら、エッセイ漫画を描くひと。プロフィール

オウンドメディアの記事執筆手順

  1. ターゲット層を決める
  2. 構成を作成
  3. たたき台(初稿原稿)を作成
  4. 原稿内容をブラッシュアップ
  5. 記事タイトルと目次を設定

1.ターゲット層を決める

これから書く記事は、誰に向けて書く記事ですか? 誰に向けて書くかによって、内容や書き方は変わってきます。

必ず、取り組む前にターゲット層を決めましょう。

ターゲット層の例

  • 基礎知識から知りたい人?
  • 基礎知識がある人?(この記事でいうと、オウンドメディアが何を指しているかわかっている人)

→基礎知識から知りたい人に向けて、「◯◯とは」「◯◯の仕組み」「◯◯の基礎を知ろう」といった記事を書く場合には、可能な限り平易な言葉で書くことが大切。専門用語を書く際には、解説を入れることが必須となります。
→基礎知識がある人に向けて書く場合には、本題から入って問題ないといえるでしょう。

  • 自社サービスをまだ使っていない人?
  • すでに使っている人?

→自社サービスをまだ使っていない人に向けて記事を書く場合には、自社サービスの特徴・メリットもあわせて紹介したいところです。
→すでに使っている人に向けて書く場合には、具体的な使い方などの紹介が適切です。

  • 自社サービスを使い始めたばかりの人?
  • すでに基本的な使い方はしていてレベルアップしたい人?

→使い始めたばかりの人へは、「使い方の流れ」「まずはおさえておきたい3つ」など最低限おさえて欲しいことを伝えます。
→すでに基本的な使い方ができている人に対しては、「こういう場合にはこういう使い方を」とシーン別について書くと、用途に合わせて確認し自走してくれます。

2.構成を作成

記事概要に沿った構成を作成します。

▼構成(プロット)とは

構成とは、記事全体の設計図のこと。わかりやすくいうと記事の「目次」になる部分にあたります。

▼構成から作成するメリット

構成を作成せずに記事執筆に入ると、なにから手をつけていいかわからなかったり、執筆し終わった際に内容に不足があったりします。

構成から作成することで、なにを書くべきかクリアになるというメリットがあります。

構成の作成例

自社サービスの概要説明をする記事を書く場合
目的:まだ使ってない人に使ってもらうこと

1.MAツール ◯◯(自社サービス名)って?
┗そもそもMAツールとはなにかの用語説明
┗◯◯はどんな課題を持った企業向けのサービスなのか解説

2.◯◯(自社サービス名)の強み
┗◯◯を導入・活用することのメリット、他社と比較した際の強みを紹介

3.◯◯(自社サービス名)の導入事例

4.料金

5.よくあるご質問

3.たたき台(初稿原稿)を作成

たたき台(初稿原稿)とは、とりあえずの原稿案のことです。「一旦書いた…このままアップはできないけど…」というクオリティのものです 。

ポイント

  • 競合他社や近しいサービスのページをチェックしたうえで作成しましょう(パクるのはNGですが、切り口などを真似るのはアリです)
  • 自社ページからそのままそっくり持ってこられる表現がないか探しましょう。たとえば、過去記事に「◯◯とは?」といった説明がすでにあるケースはあるかと思います。

→自分で0から考えるより、質・スピードがアップ!

4.原稿内容をブラッシュアップ

たたき台(初稿原稿)をブラッシュアップしましょう。ブラッシュアップとは具体的に以下(1)〜(4)を指します。

(1)ユーザー(ターゲット層)は、その内容を読んで理解できる?実際に取り組もうとしたときに躓かない?

→よくあるケースが、記事内で概念説明して終わり…というケースです。「〇〇の始め方」という記事を書くのであれば、ステップに沿えば取り組むことができる内容にすべきです。

(2)会社として、その内容を発信して問題ない?

→自社サービスのメリットを押し出すあまり、他社を貶めるような内容を書くのは問題です。
→諸説あるうちのひとつの考え方を書いていたとしても、オウンドメディア(自社メディア)に書くことで会社の公式見解としてでるので、懸念がある場合には上に判断を仰ぐのが正解です。

(3)会社として、その表現で大丈夫?

→「確実に効果が見込めます」「売上10倍間違いなしです」など、保証ができない強すぎる表現は、とくにオウンドメディア(自社メディア)では避けるべきでしょう。誤解を生み、トラブルにつながります。

※自社サービス◯◯を導入した企業さまのうち、X%が効果を実感しています(◯◯調べ)。コスメ商品を扱っている△△株式会社さまでは、ーー施策を行なったところ売上が10倍になりました(成功事例はこちら) など根拠を示せばOKです。

(4)表記統一 はできてる?

→「私・僕・自分」など、ほぼ同じことを指しているのに、記事内でいろいろな言い方をしているユーザーは混乱します。統一しましょう。
→「申込・申込み・申し込み・お申し込み」「下さい・ください」などよく出てくる表記については、オウンドメディア(自社メディア)全体で統一しましょう。

「原稿内容をブラッシュアップ」後によくおこるのが、重要な箇所(一文や段落)をいつの間にか消してしまった・・ということです。

最後に通しで読んでみて、抜け漏れがないか確認するのが大事です。

5.記事タイトルと目次を設定

記事タイトルは、「記事の内容を的確に表すもの」かつ「ターゲット層の興味をひくキャッチ―な内容」にします。目次も同様で「項目の内容を的確に表すもの」かつ「ターゲット層の興味をひくキャッチ―な内容」にします。

※マニュアルやガイド的な立ち位置の記事の場合には、キャッチーさはさほど必要ありません。

記事タイトルと目次を設定したら、記事1本完成です。

「記事タイトルをつけるのに苦手意識がある」という方は、以下LIGの記事を読むととても参考になりますよ。

参考:Webライターなら知っておくべき「読まれる」記事タイトルの付け方7選

おまけ 記事外注手順も紹介しています

記事執筆手順についても紹介していますので、ぜひご確認ください↓↓

【お役立ち】オウンドメディア(自社メディア)の記事外注手順[BtoB企業担当者向け]

では、よきオウンドメディア(自社メディア)運用ライフを! 地味な業務が山盛りかと思いますが、記事数が増えるとPVUUも増えて嬉しいもんです。ではでは。

では、よきオウンドメディア(自社メディア)運用ライフを! 地味な業務が山盛りかと思いますが、記事数が増えるとPVUUも増えて嬉しいもんです。ではでは。