どうも、プラ子です。居酒屋の鴨たたきであたり、食中毒カンピロバクターで8日間苦しみました。
執筆者:プラ子。1992年生まれ。IT企業に勤めながら、エッセイ漫画を描くひと。つらいことは全部きらい。
この記事の目次
- 食中毒カンピロバクターって?
- きっかけは居酒屋の鴨のたたき、初期症状は軽かった
- 止まらない下痢、微熱。最終的には胃酸が逆流[8日間]
- #7119(やり取りも公開)で救急外来、薬をもらう
食中毒カンピロバクターって?
わたしは専門家ではないので、厚生労働省のHPより引用します。2019年12月9日時点の情報です。
厚生労働省│カンピロバクター食中毒予防について(Q&A)より
カンピロバクター食中毒は、細菌性食中毒の一種です。近年、発生件数が最も多い細菌性食中毒であり、年間300件、患者数2,000人程度で推移しています。
▼「カンピロバクター」とは、どのような細菌ですか?
ニワトリ、ウシ等の家きんや家畜をはじめ、ペット、野鳥、野生動物など多くの動物が保菌
▼どのような食品がカンピロバクター食中毒の原因になるのですか?
生の状態や加熱不足の鶏肉、調理中の取扱い不備による二次汚染等
▼カンピロバクターに感染するとどのような症状になるのですか?
下痢、腹痛、発熱、悪心、嘔気、嘔吐、頭痛、悪寒、倦怠感など。潜伏時間が一般に1~7日間とやや長いことが特徴
最近では、屋外で飲食店が食肉を調理し提供するイベントで加熱不十分な鶏肉(イベントのホームページでは、「新鮮だからこそできる鶏ささみ寿司」などとアピール)を提供し、500名を超える患者が発生した事案がありました。
※鶏肉を取り扱う事業者は、中心部までの加熱が必要。
きっかけは居酒屋の鴨のたたき、初期症状は軽かった
食中毒カンピロバクター発症のきっかけは、居酒屋の鴨のたたきです。炙ってあったものの、中心部までは加熱されていませんでした。(ちなみに居酒屋=小田急線沿いの普通の焼き鳥屋です)。味は野性的だったのですが、調べたところによると、カンピロバクター菌がいるからといって味が変わるわけではないようなので、たまたまでした・・・まぁ鴨だし・・・。
2019年10月13日夜8時頃に、彼氏(現夫)と一緒に食べました。彼氏は翌日、腹痛と下痢に悩まされていました。でも普段からお腹弱めなので、あまり気にしませんでした。
わたしは微熱と若干の腹痛がありました。でも普段から平均体温が高めなので、あまり気にしませんでした。
↓鴨のたたきを食べた翌日のツイート、食中毒だと思っていない様子が伝わってきます。
彼氏風邪につき今日は一日家。コンビニにヨーグルトやピルクルを買いに行ってきたけど、ちゃっかり自分の分もお買いあげしてきた。だってさ、ひとが食べてるの見たら、食べたくなっちゃうよね
— プラ子 (@purako_blog) October 14, 2019
▼カンピロバクター、初期症状は軽かった
初期症状は軽い風邪みたいでした。食欲もありました(あくまでわたしの場合です)。
※ちなみに感染源となったお店については、報告も連絡もしていません。自分から保健所に相談もしていません。頭にはあったのですが、その元気・気力が全然ありませんでした。
止まらない下痢、微熱。最後は胃酸が逆流[8日間]
ノロを3回やったことがあり、自分の中ではノロが基準になっているのですが、食中毒カンピロバクターはノロと比べ初期症状が軽かったので、完全に甘くみていました(ノロは上からも下からもおえ〜びしゃびしゃ〜なので)。
ですが、翌々日に、微熱だったのが38度になっており、体調がよくなる兆しが全然見えなかったため焦りを覚えました。
ノロとは違う辛さがあるな、カンピロバクターは潜伏期間がながい。便はもうでず体液がでるフェーズに。腸が出てきそうで内臓のあたりがイライラする
— プラ子 (@purako_blog) October 16, 2019
クライマックスは、最後の胃酸逆流です。喉が焼けるような痛みを覚え、心臓のあたりがズキズキし、初めてのことに不安になりました。
▼地獄の8日間
- 10月13日 鴨のたたきを食べる
- 10月14日 微熱・若干の腹痛
- 10月15日 38度・下痢→仕事早退して駅前クリニックへ
- 10月16日 38度・便が出ずピンク色のゼラチン状のなんかが出る
- 10月17日 同上+深夜から胃酸逆流
- 10月18日 胃酸逆流し、痛みに耐えきれず、救急外来へ★カンピロバクター菌検出
- 10月19日 薬を飲んで安静
- 10月20日 薬を飲んで安静→復活
※潜伏時間が一般に1~7日間と長いことが特徴です。
#7119で救急外来(やり取り公開)、薬をもらう
5日目の10月17日 深夜から胃酸が逆流し、胃に痛みを感じました。10月18日 痛すぎたので、仕事を休み安静にしました。昼頃、いっときだけ痛みがやわらず動ける状態になったので、薬局に行きスクラートという市販薬を買いました。
市販薬を飲むも、痛みはおさまらず加速していき、歩けるか歩けないか微妙なラインに達したため、夜ついに「救急車を呼びたい」と思いました。ですが意識はあるし、歩けるか歩けないか微妙なラインなので呼んでいいものかわからず「#7119」に電話しました。#7119とは、救急車を呼ぶか判断に迷った場合に、専門家から電話でアドバイスを受けることができる窓口です(総務省消防庁HP)。
▼#7119 電話の会話(19時頃)
▼救急外来3つに電話(19時半頃)
- 1つ目 内科の先生不在。専門外なら見られるがどうする?→やめときます。
- 2つ目 今日は無理、明日なら見られる。
- 3つ目 今日これから見ることができる、予約はできないから受付に来て。
タクシー乗り場まで歩いていき(歩くのが遅すぎて途中おじいさんおばあさんに何度も抜かれ自身の生命力の低さを感じた)、15分程度タクシーにのり大学病院の救急外来にいきました。
救急外来では、受付前の席で30分程度待ちました。
▼救急外来でやったこと(20時半頃〜22時半)
- 体温をはかって、症状のヒアリング
- 心電図・レントゲン
- 検便(採取して培養液に入れる)★カンピロバクター菌検出されました←後日連絡あり
あと胃痛を和らげる薬・熱を下げる薬・整腸剤をもらいました。診察料含め、全部で1万円程度でした。大学病院の医師方が忙しい中ていねいにみてくださったので、ありがたい限りでした。
救急外来では、胃の痛みを訴えたわけだけど、胃ではなく心臓由来の痛みだったり(わたしの心臓はたまに検査に引っかかる)、肺に穴があいてると命にかかわるらしく、そのあたりも心電図やレントゲンでみた
— プラ子 (@purako_blog) October 18, 2019
救急外来に行ったのは金曜で、土日に薬を飲みながらたっぷり休んだら復活しました。
伝えたいこと2つ
1つ目は、中心まで火が通っていない肉はリスクがある、ということです。半生は美味しいよね、わかる、大好き、でもね、食中毒になるかもしれませんよ。
鴨肉で食中毒になった話をすると知り合いから馬鹿にされるのだが、石を投げていいのは肉の生食したことのないやつだけだからな!炙ったのも生食に含まれるんだからな!!
— プラ子 (@purako_blog) December 2, 2019
2つ目は、食中毒にかかったとして、診察を受けに行った病院やクリニックにテキトーな対応をされたら、病院自体を変えましょう・・ということです。
わたしは救急外来に行く前に、駅前のクリニックに行ったのですが、食中毒であるということをなかったことにされ、ただの胃腸炎として処理されました。食中毒の患者を見ると区や市に報告をしなければならず、事務手続きが増えるため、なかったことにする・・ということは、たまにあるそうです(大学病院の医師が言っていました)。
なかったことにされると、適切な治療が不十分になる可能性があるので、大きくて信頼ができる病院に変えた方がいいと思います。
それでは、皆さん・・おきをつけて!