エッセイ

職務経歴書を書き換えると、届く「求人内容」も変わる。という当然の話[経験談]

どうも、プラ子です。「職務経歴書を書き換えると、届く“求人内容”も変わる」ということについて、経験にもとづき書いていきます。
※転職経験はゼロのため、転職経験者は話半分で読んでいただければと思います。

まずは、「職務経歴書ってなに?」ということから説明していきます。

執筆者:プラ子。1992年生まれ。IT企業に勤めながら、エッセイ漫画を描くひと。

記事の目次

  1. 職務経歴書ってなに? 書き方は大きく3つ
  2. 入社から半年、職務経歴書をはじめて書いた
  3. 職務経歴書を変えると、届く「求人内容」も変わる
  4. 今後について

1.職務経歴書ってなに? 書き方は大きく3つ

「職務経歴書」とは、業務経験やスキルをまとめた書類です。履歴書よりも詳細な職歴を書くのが特徴です。

「職務経歴書」は、企業の求人に応募する際、主に転職活動時に履歴書とともに提出が求められます。そして、企業側にとっては、採用するかどうかの判断材料となります。

▼「職務経歴書」にはフォーマットがない

「職務経歴書」には、履歴書のような定型のフォーマットがなく、A4用紙1〜2枚でまとめるのが一般的です。

「職務経歴書 フォーマット」で検索すれば、WordやExcelのテンプレートを無料ダンロードできます。

▼「職務経歴書」の書き方は大きく3つ

「職務経歴書」の書き方は大きく3つです。

  • 現在から過去にさかのぼって書く「逆編年体形式」
  • 時系列に書く「編年体形式」
  • 職務内容ごとにまとめた「キャリア形式」

年月ごとか仕事内容ごとか、ということですね。自分に合った方を選べばよいらしいですよ。ちなみに、わたしは「キャリア形式」で書いています。

2.入社から半年、職務経歴書をはじめて書いた

この記事を読んでいる方のなかには、「職務経歴書」を書いたことがない方もいるでしょう。

「職務経歴書」は基本的に、転職を考えている人や転職中の人が書くものなので、転職を視野に入れたことがなければ書いたことがないのは当然といえます。

かくいう私はというと、新卒入社から半年経ったタイミングで「職務経歴書」をはじめて書きました。

営業職とは別のことがしたくて、転職を考えた

2016年春に新卒入社し、ゴールデンウィーク明けから「新規営業」の部署に配属になりました。アタックリストにアポ電(訪問の約束を取り付ける電話)したり、リストづくりをしたり、実際に訪問したりしました。

「新規営業」の仕事は向いていなかったと思いますが、「向き不向きは自分で決めることではない」という考え方もあると思うので、言葉を選ばずあえて言いましょう。「新規営業」の仕事は正直嫌いでした。

いつものように1日80件架電していると、ある日、耳がカポーッといい(気圧変動のときに起こる耳の不調に近い)、聞こえづらくなりました。くわえて連日、微熱が出始めたので「ストレス性のものだ」と思い、入社から半年のタイミングで「営業職とは別のことをしよう」と転職を考え始めました。

「職務経歴書」に営業経験しか書けず、営業求人ばかりきた

私は双子なのですが、大学受験浪人したため、双子の妹(@chima_taberu
)の方が1年社会人経験がありました。転職を考えていることを話し、彼女の「職務経歴書」の見本をもらい、自分でも書いてみました。

▼結局どうなったか

「職務経歴書」の書き方は大きく3つあると、前で書きましたね。

  • 現在から過去にさかのぼって書く「逆編年体形式」
  • 時系列に書く「編年体形式」
  • 職務内容ごとにまとめた「キャリア形式」

勤務経験が浅いと、多くの場合、時系列に書く「編年体形式」で書くことになります。なので、私も初めて「職務経歴書」を書いたときには、「編年体形式」で書きました。

当たり前ですが、営業しかやっていなかったので、営業経験しか書けません(自己PR箇所にはプライベートでやってたブログ実績など書けたが正直弱かった)。

脱「営業職」を図ったのに、転職サイトに「職務経歴書」を登録するも、営業求人ばかり届いてしまいました。

※条件を落とせば、事務職・クリエイター職などもありましたが、給料が低かったり正規雇用ではなかったりしました。

現実の厳しさを知りました

→そうこうしているうちに、異動の話が出て、マーケティング業務をやるようになったため、転職は踏みとどまりました。

3.職務経歴書を変えると、届く「求人内容」も変わる

「職務経歴書」を作成・更新することは、自身の仕事や実績を振り返るいい機会になります。

転職サイトに登録しておくと、中途求人が届くので、自身の需要も把握できます。

職務経歴書を書き方を変えた理由

私は「職務経歴書」を定期的にちょこちょこと更新していますが、大きく変えたのは計4回です。

▼「職務経歴書」の変更内容(私の場合)
  1. 時系列に書く「編年体形式」で、営業経験のみ記載
  2. 現在から過去にさかのぼって書く「逆編年体形式」で、営業経験とマーケティング職を記載
  3. 職務内容ごとにまとめた「キャリア形式」で、営業経験とマーケティング職を記載
  4. 職務内容ごとにまとめた「キャリア形式」で、マーケティング職のみ記載

「職務経歴書」の書き方を変えたことに関して、それぞれの理由について触れていきます。

▼「職務経歴書」の書き方を変えた理由

(1)→(2)

営業経験しか書いていないと、営業求人しか来ないため、マーケティング業務を半年ほどしたタイミングで、追記した(営業求人は希望外)。

また営業経験よりマーケティング業務経験の方に目を向けて欲しかったため、「逆編年体形式」に書き直した。

(2)→(3)

多岐に渡る業務を行なっており、「逆編年体形式」よりも職務内容ごとの「キャリア形式」の方が、自身の職務および実績を伝えやすいと考え、書き直した。

(3)→(4)

営業経験が1行でも書いてあると、営業求人が届くため(希望外だが、採用担当者はキーワード検索で一括求人送信をしているためそのようなことが起きる)、営業経験を除外し、マーケティング業務のみ書くことにした。

補足:

(3)→(4)について、「え!書きたくないからって、その職歴、除外してもいいの?」と思った方もいらっしゃるでしょう。いいんです…。くわしくは、マイナビ転職「書きたくない職歴もあるのですが…」をご覧ください。

職務経歴書を変えると、届く「求人内容」も変わる

「職務経歴書」を変えると、届く「求人内容」は変わります。

営業経験しか書いてなかったときには事業会社の営業求人一色でしたが、マーケティング職について追記すると「コンサル」や「代理店」の求人が増えました。

また職務内容(および実績)を書き換えると、内容にそった求人が届くようになります。たとえば、コンテンツ制作メインで書いていると、コンテンツ制作に関する求人が届き、イベント運営について書くと、イベント運営者会社から求人が届きます。

▼もし、いま転職サイトから届く求人が希望外なら

「職務経歴書」の書き方に改善の余地があるか、純粋に希望求人のスキル・職務経験が自身にないかかと思います。

スキル・職務経験が自身にない場合には、スキルを積むか、未経験求人に自分から応募することなると思いますが…

「職務経歴書」の書き方に改善の余地がある可能性も多分にあるので、何パターンか書いてみてもいいと思いますよ。

4.今後について

こんな風に偉そうに書いてますが、かくいう私も「職務経歴書」を元に送られてくる求人と希望求人がマッチしていないことがあります。

■希望求人:事業会社のマーケティング、プロモーション部門
■「職務経歴書」を元に送られてくる求人:広告代理店、制作会社

「職務経歴書」の書き方に改善の余地がある可能性があるので、書き直そうと考えています。これでダメだったら、スキル不足ですねー。

以上、「職務経歴書を書き換えると、届く“求人内容”も変わる」という経験談でした。

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