どうも、プラ子です。自身の強み・弱み、関心を分析する「自己分析」について、就活時には行いましたが、以降は行っていませんでした。
執筆者:プラ子。1992年生まれ。IT企業に勤めながら、エッセイ漫画を描くひと。
記事の目次
- 元々、広告代理店か制作会社で働きたかった
- そこにいる以上「なにがしたい?」という話になる
- 自分はなにが得意で、どんなことがしたいんだろう
- 今後について
1.元々、広告代理店か制作会社で働きたかった
「自分のやりたいこと」の、ど真ん中をできている人ってどのくらいいるのでしょう。かくいう私は「心の底からやりたいことがない」ことに最近気づいてしまいました。
ここからは、本記事「就活以降も“自己分析”ってやり続けないといけないんだなぁ」を書くに至った経緯に触れていきます。
「なにをやりたい?」って心の底からやりたいことなんてないんだけどさぁ
資産がないからやらざるをえないんだよね
— プラ子 (@purako_blog) December 4, 2020
私はいま、Webの事業会社のマーケティング部門で働いており、自社サービスの拡販をメインの業務としています。正直にいうと、2016年に新卒入社した会社(いまいる会社)は、当時志望していた業界・職種とは異なりました。
就活時は本当になにも分かっていなかったので「自分は飽きっぽいから、いろいろな案件に関われる“広告代理店”か“制作会社”で働きたい」と考えていました。
ここまで読んだ方は「では“広告代理店”か“制作会社”に転職すればいいのでは?」と思うでしょう。ただ、Webの事業会社で実際に働きはじめると、自分の考えがガラッと変わりました。
▼事業会社って素晴らしい
事業会社とは、「商品・サービスを、生産・提供する事業」で利益をあげている会社のことです。
事業会社ではない会社について説明した方が、わかりやすいかもしれません。事業会社の課題解決を行う「広告代理店」「制作会社」「コンサル会社」は、事業会社ではありません。
私は、Webサービスを提供している事業会社で実際に働きはじめると、「事業会社って素晴らしい!」と思いました。
代理店や制作会社のひとが事業会社に転職するのはわかるけど、事業会社のひとが代理店や制作会社に転職するのはわからない
— プラ子 (@purako_blog) October 1, 2020
▼事業会社の「ここ」が素晴らしい
事業会社のどこが素晴らしいかというと、「自社の実績数値をリアルタイムで追えること」です。
分かりやすい例を出すと、仕事で、ユーザーに対して「メルマガ1本」配信したとしましょう。すると、開封率・クリック率・メルマガによってユーザーがどのような動きをしたかが、すぐに分かります。
やったことの効果が可視化されるので、面白くやりがいがあります。事業会社だと、「自社の実績数値が見放題」のため、データを元に「あれやってよかったね」「こんなこともできるね」という話ができます。私は、このことをすごく魅力的だと感じました。
※事業会社は、自社の実績数値を無加工で「広告代理店」「制作会社」「コンサル会社」にポンと渡すことはまずありません。なので、「広告代理店」「制作会社」「コンサル会社」の人が、事業会社の生データを見ることはほぼないと言えるでしょう。
▼いまの会社、働きやすいぞ
あとは、偶然なのですが、入社したWebの事業会社がたまたま「働きやすい会社」でした。具体的には…
- 男女比がほぼ同数、平均年齢低め(同年代たくさん)
- フレックス制、年間休日多め、有給取りやすい
- 服装自由
- 年功序列ではない など
※企業名が割れないよう、ぼやかした書き方にしています
長々と書きましたが、「働いたことで事業会社のよさがわかった」「入社した会社がたまたま働きやすかった」ことが、いまなお新卒入社した会社に留まっている理由です。
2.そこにいる以上「なにがしたい?」という話になる
2016年に入社した会社(Webの事業会社)に留まり続けている私ですが、仕事で聞かれると困る言葉があります。それは、「この会社で、どんなことがしたい?」という言葉です。
なにも変なことを聞かれているわけではありません。でも、こちらとしては「なり行き(※)」で働いているのであって、「この会社でこれがしたい」という強い思いを持っていないので、言葉に詰まります。
※「なり行き」の内実:就活中に母親が急逝する→就活辞退し入社を決める→転職する気満々だったが、事業会社のよさと居心地のよさに気づき留まり続ける
「やりたいことは、とくにありません」はNG
正直に「この会社でやりたいことは、とくにありません」と言うべきか…というと、ぜったいに言うべきではないと思うのです。
なぜか。
▼聞いてくるのは、大抵上司である
「この会社で、どんなことがしたい?」と聞いてくるのは、大抵上司(あるいは人事)です。上司は、私に対して興味があり聞いているのではありません。「やりたいことがもしあるなら、やらせてあげたい」と聞いています。
▼「やりたいことがない」はNG
「やりたいことは、とくにありません」と答えるのは、「やる気がありません」と答えるのと同義です。聞き手の士気を恐ろしく下げるので、NGでしょう。
やりたいことがなくても、得意なことはあるはず!
「やりたいことがない」なら、すべきことは「得意なこと探し」です。「得意なこと探し」をして、「得意でどちらかというと好きなこと(※)」を元に、「やりたいこと」を生成していきます。
※嫌いではない、くらいのレベル感でもOK
この「やりたいこと」は、本心からの「やりたいこと」でなくても構いません。サラリーマンをしていれば、本音ベースだけで生きられないことはあります!
▼得意なことの探し方
自分が得意なことを探すときには、「客観的視点」を持つといいでしょう。「客観的視点」とは「他人から見た自分」です。
どんなときに、他人(上司、同僚、他部署の人、社外の人)から評価されたり、感謝されたりしたか振り返るのがいいと思います。あるいは、他人は苦労しているのに、自分は案外すんなりできた…という業務はないですか?
思い出して、書き出してみるとクリアになるはずです。ちなみに、わたしは以下が得意です。
- 企画〜コンテンツ作成(外注、内製両方)
- ディレクション(進行管理など)
※これだけだと自慢っぽいので、苦手なことにも触れておきましょう↓
3.自分はなにが得意で、どんなことがしたいんだろう
得意なことを見つけたら、「得意でどちらかというと好きなこと」を元に、「やりたいこと」を生成していきます。
なので、わたしの場合には、「やりたいこと≒企画〜コンテンツ作成(外注、内製両方)、ディレクション(進行管理など)」となります。
※実際には、やりたいことというより、得意なことです。
次に「この会社で、どんなことがしたい?」と聞かれた場合の回答について触れていきます。
▼まずは自分の得意なことを「やりたいこと」として言う
「この会社で、どんなことがしたい?」と聞かれたら、まずは自分の得意なことについてざっくり答えましょう。
▼社内事情と照らし合わせて「やりたいこと」を伝える
「たとえば?」と具体例を求められたら…。注意すべきは、「やりたいこと(=得意なこと)」をすることを、目的化しないことです。「やりたいことだから、やりたい」と言って承認が通るなら、おおらかでいい職場だと思うのですが、なかなか難しいでしょう。
大事なのは、社内事情と照らし合わせて「やりたいこと」を伝えることです。
例を出すと、「以前から“やった方がいい”と話題が出ていた○○について、自分も優先度が高いと思うので、進めていきたいと考えています。OKでしたら、企画化〜試算までやったうえで相談したいのですがいいですか?」などです。
でも、それは本心から「やりたいことじゃない」と思うなら
でも、それは本心から「やりたいことじゃない」と思うなら。本心から「やりたいこと」を探すしかありません。
自分でもわからないことは、他人にはもっとわからないので、自分自身と向き合って答えを見つけるしかないでしょう。
▼いろいろなサラリーマン人生があるのでは
個人的には「やりたいこと」は一旦置いておいて、「得意なこと」をするサラリーマン人生もありなのではないかと思います。
理由としては、やりたくないことで嫌いなことだと、辛いし評価もされないですが、「得意なこと」をしている分には評価につながるからです。
4.今後について
社会人6年目を控えたいま、自身の強み・弱みについてはだいぶ分かってきました。強みが「企画〜コンテンツ作成(外注、内製両方)、ディレクション(進行管理など)」といっても、ある程度の規模しかやったことがないので、より大きな仕事ができるとより強みにできるかもしれないなと思います。強みは、磨いていきたいです。
一方弱み(分析能力)については考え中です。もちろん克服した方がいいのですが、他に得意な人がいくらでもいるので、克服したところで強みにはならないからです。保留にしたいと思います(逃げ)。
今後は、自身の関心ごとについては、もう少し目を向けていきたいですね。「自分がなにに興味があるのか」ということが、長いこと、宙に浮いています。キャリア系の心理テストでもしようかな…。自分の関心ごとを見つける「いいアイディア」があったら、みなさま教えてくださいませ!