どうも、プラ子です。本業は、Web系企業で、オウンドメディア(自社メディア)の運用を行なっています。かんたんにいえば、集客〜自社サービスの利用促進を目的とした、新規記事の追加や過去記事の修正を行なっています。
執筆者:プラ子。1992年生まれ。サラリーマンをしながら、エッセイ漫画を描くひと。プロフィール
オウンドメディアの記事外注手順
- 相談先(外注先)を決める
- メールで記事執筆してもらえるか相談
- 相談先から返信してもらう、条件調整も行う
- 相談先へ本依頼
- 原稿納品
- 原稿修正→完成
<補足>
- 制作会社やクラウドソーシング(不特定多数から募集する形式)を利用して、記事外注するという選択肢もありますが、ここでは触れません。
- 契約・見積もり・発注まわりについては、会社によって異なる可能性があるので触れません。
1.相談先(外注先)を決める
相談先(外注先)を決めます。
▼過去に執筆してもらったことのあるライターがいる場合
過去にライターの方々と取り組みがある場合には、その中から、書いて欲しい内容が書ける方を選ぶのが早いでしょう。「ライターAさんなら、こういう系の記事を書くのが得意そう!相談してみようかな」という感じです。
▼全くアテがない場合
書いて欲しい内容を、すでにWebサイトや本で書いている人をネットで探し、連絡先を確認します。←サイトにメアドが書いてあったり、問い合わせフォームがあったりします。
<補足>
BtoB商材の場合(本記事はBtoB企業担当者向けに書いています)、専門知識がないライターに依頼しても、ネット記事をコピペした記事が上がってくる可能性が多分にあります。なので「(最初から)書けることがわかっている人に頼む」ことが大事かと思います。母数は少なくなってしまいますが…
2.メールで記事執筆してもらえるか相談
メールで記事執筆してもらえるか相談します。依頼料に予算や上限があるなら、事前に伝えるのがいいのではないかと思います。
相談のメール文面例
弊社コンテンツの制作依頼をしたく、ご連絡いたしました。
ご確認いただき、ご返信いただけますでしょうか。
【ご相談内容】
概要は以下のとおりです。
まずはご対応可能かのお返事をいただけますと幸いです。
=====
■弊社HP掲載ページ
〜〜
■記事の内容
計2記事のご依頼で考えています
【1記事目】
〜〜
【2記事目】
〜〜
ターゲット:弊社サービスをまだ使っていなく情報収集している層
目的:情報収集層に対し、興味関心のある記事コンテンツを提供
※「◯◯」というキーワードで上位表示も狙える記事にできればと考えています
■字数
1記事3,000文字程度(要ご相談)
■原稿料
1記事〇万円(税抜)
■予定スケジュール
〜〜
=====
突然のご相談となり恐縮ですが、ご検討いただけないでしょうか。
何卒、お願い申し上げます。
3.相談先から返信してもらう、条件調整も行う
- いいよと言われたら、条件調整を行います
- 無理だと言われたら、基本的には「承知しました」と他を探します
条件調整の例
- 原稿料アップ(他社ではもっともらってます、など)
- 納期延長(ちょうど旅行や長期出張にかぶってるから納品日を後ろ倒しにしたい)
- 内容・字数について(ボリュームが厚いから2記事に分割して2記事分のギャラに)
外注先は、本当に大事な存在ですので(長期的にお付き合いをしたい!)、条件調整の際には極力応じるようにしていますが、会社によって社内状況はさまざまかと思いますので、判断に迷ったら上に判断を仰げばいいのではないでしょうか・・・
4.相談先へ本依頼
条件調整や社内手続きが完了したら、本依頼に入ります。
「絶対に原稿に含めて欲しい内容」があったら、本依頼の際に必ず伝えましょう。納品が上がってきてから後出しすると、外注先に不要な負担がかかります。
▼相互にズレがないように依頼するには
- 指定内容がかなり固まっている場合には、構成をこちらから渡すのもアリです
- 構成から作成いただく場合には、構成を作成した段階で提出してもらうといいでしょう
※構成とは、記事全体の設計図のこと。
5.原稿納品
原稿を納品してもらいます。納品されたらすぐに、そのまま社内で細かい修正をすればアップできるレベルか、大きな修正が必要なレベルかどうかを判断します。
大きな修正が必要な場合には、以下戻し連絡をします。
- 修正が必要+その理由(書いてある内容が誤っているなど)
- このように修正して欲しい
- ◯月◯日にアップしたいので、◯月◯日までの修正は可能か
6.原稿修正→完成
「5.原稿納品」を経て、原稿が手元に来たら、原稿修正をして完成です。ここでいう原稿修正というのは、以下(1)〜(4)のブラッシュアップを指します。
(1)ユーザー(ターゲット層)は、その内容を読んで理解できる?実際に取り組もうとしたときに躓かない?
→よくあるケースが、記事内で概念説明して終わり…というケースです。「〇〇の始め方」という記事を書くのであれば、ステップに沿えば取り組むことができる内容にすべきです。
(2)会社として、その内容を発信して問題ない?
→自社サービスのメリットを押し出すあまり、他社を貶めるような内容を書くのは問題です。
→諸説あるうちのひとつの考え方を書いていたとしても、オウンドメディア(自社メディア)に書くことで会社の公式見解としてでるので、懸念がある場合には上に判断を仰ぐのが正解です。
(3)会社として、その表現で大丈夫?
→「確実に効果が見込めます」「売上10倍間違いなしです」など、保証ができない強すぎる表現は、とくにオウンドメディア(自社メディア)では避けるべきでしょう。誤解を生み、トラブルにつながります。
※自社サービス◯◯を導入した企業さまのうち、X%が効果を実感しています(◯◯調べ)。コスメ商品を扱っている△△株式会社さまでは、ーー施策を行なったところ売上が10倍になりました(成功事例はこちら) など根拠を示せばOKです。
(4)表記統一 はできてる?
→「私・僕・自分」など、ほぼ同じことを指しているのに、記事内でいろいろな言い方をしているユーザーは混乱します。統一しましょう。
→「申込・申込み・申し込み・お申し込み」「下さい・ください」などよく出てくる表記については、オウンドメディア(自社メディア)全体で統一しましょう。
「原稿内容をブラッシュアップ」後によくおこるのが、重要な箇所(一文や段落)をいつの間にか消してしまった・・ということです。
最後に通しで読んでみて、抜け漏れがないか確認するのが大事です。
おまけ 記事執筆手順も紹介しています
記事執筆手順についても紹介していますので、ぜひご確認ください↓↓
【お役立ち】オウンドメディア(自社メディア)の記事執筆手順[BtoB企業担当者向け]
では、よきオウンドメディア(自社メディア)運用ライフを! 地味な業務が山盛りかと思いますが、記事数が増えるとPVUUも増えて嬉しいもんです。ではでは。